お腹の赤ちゃんが1日に何回も痙攣のような動きをしている…そんな胎動を感じる妊婦さんは少なくないと思います。
ただ、胎児のしゃっくりがあまりにも頻繁だと不安になりませんか?大人でもしゃっくりが続くと不快な気持ちになりますよね。
お腹の赤ちゃん、苦しくないかな?と不安になる妊婦さんのために、臨月を迎えたゆきちの体験談とともに、胎児のしゃっくりについて調べてみたことをまとめました。
- 胎児のしゃっくりとは何か
- しゃっくりの感じ方や頻度(体験談あり)
- しゃっくりが多いと問題なのかどうか
胎児のしゃっくりについて

そもそも胎児は本当にしゃっくりをしているのでしょうか。私も疑問だったので、少し調べてみました。
胎児のしゃっくりとは?
大人のしゃっくりは横隔膜の痙攣であることはご存知かと思います。では、お腹の赤ちゃんのしゃっくりも同じなのでしょうか。
実は、胎児のしゃっくりは「しゃっくり様運動」とも言われており、胎動の一種のようです。大人と同じように横隔膜の運動のひとつと言われています。
胎動とは、お腹の赤ちゃんが動くこと。個人差はありますが、妊娠16周~20週頃から感じ始める妊婦さんが多いです。
他にも胎動の種類にはこんなものがあります。
- 手足の運動
- 呼吸様運動
- 頭部運動
- 眼球運動
胎児のしゃっくりの理由
胎児がしゃっくりのような動きをするのは、外の世界で生きていくための準備で、次の2つが理由ではないかと言われています。
- 呼吸の練習
- 飲み込んだ羊水を吐き出す
妊娠中期~後期にかけて、胎児の肺機能が発達し始めると横隔膜を動かして呼吸の練習を始めます。練習の際に横隔膜が痙攣を起こすことで、しゃっくりのような動きが起きることがあります。
また、胎児はお腹のなかであくびのような動きをすることもあり、その際に飲み込んでしまった羊水を吐き出すときに横隔膜の痙攣が起こるとも言われています。
胎児のしゃっくりはいつから?

胎児のしゃっくりを感じ始めるのは、一般的には妊娠5ヶ月~7ヶ月頃の場合が多いようです。
胎児のしゃっくりの感じ方
胎児のしゃっくりに気付くのは、「ぴくっぴくっ」と脈打つような胎動を感じるときではないでしょうか。
おへその下あたりや、恥骨の周辺で感じるお母さんが多いようです。ただ、赤ちゃんの向きによってはおへその周辺で感じる場合もあるので、これには個人差がありそうです。
胎児のしゃっくりの頻度
頻度も人それぞれで、感じない日もあれば1日に数回感じることもあります。また、しゃっくりは長いときは30分程続くこともありますが、そんなときは横になったりリラックスして過ごしましょう。
胎児のしゃっくりが多いのは問題?

とはいえ、あまりにもしゃっくりを感じることが多いと心配になりますよね。検索すると「胎児 しゃっくり ダウン症」というキーワードが出てきたりして、私も不安になりました。
そこで、しゃっくりの多さと病気の可能性には関係があるのか、改めて調べてみました!
病気の可能性
胎児のしゃっくりは大人のしゃっくりと同じように、横隔膜の痙攣が影響しています。そのため、頻度が多いからと言って胎児に病気や障害があるということには繋がりません。
むしろ、呼吸の練習をしていたり、その他いろんな動きをするなかで現れる自然な現象です。お腹の赤ちゃんが外に出る準備をしっかりしている元気な証拠なので、安心してくださいね。
逆に、しゃっくいが少ない場合も問題はないようです。腹痛や出血があるときや、妊娠後期で胎動を何時間も感じられない、等の場合はすぐにかかりつけの病院に相談しましょう。
まとめ

胎児のしゃっくりについて心配だった皆さんのお役に立てたでしょうか。
胎児のしゃっくりは赤ちゃんが元気な証拠!しゃっくりが始まると、なかなか寝付けないなんてこともありますが、数ヵ月しか感じられない特別な感覚です。
「赤ちゃんが外に出る準備をしているんだな」と前向きにとらえて、残り少ない妊娠ライフを楽しみましょう!
- 胎児のしゃっくりは横隔膜の痙攣
- 頻度や感じ方は人それぞれ
- しゃっくりが多くても少なくても問題なし
繰り返しになりますが、赤ちゃんの胎動がいつもより少なかったり、腹痛や出血がある場合は一度かかりつけの病院に相談してくださいね。