妊娠中に友人や親族の結婚式に招待された場合、参列は可能なのでしょうか。
せっかくの晴れ舞台、できることなら参列したいと考える妊婦さんも多いでしょう。そこで、妊娠中に結婚式にお呼ばれされた場合の注意点についてまとめました。
- 妊娠中に結婚式に参列する場合の事前準備
- 結婚式当日の注意点
- 欠席する場合のマナー
- 妊娠中に結婚式に参列した体験談
妊娠中に結婚式に参列する場合の注意点

妊娠中だけど友人・親族の結婚式に参列したいと考えている場合でも、妊娠の経過や時期によってはおすすめできない時期もあります。
まずはいつなら参列できるのか、注意することは何か確認しましょう。
妊娠中に結婚式に参列しても良い時期は?
一般的に「安定期」と呼ばれている妊娠5ヶ月~7ヶ月の時期は、妊娠初期(4ヶ月目まで)に比べて流産の可能性が下がる時期と言われています。
また、5~7ヶ月は妊娠初期に表れていたつわりの症状なども落ち着き始め、比較的過ごしやすくなる妊婦さんが多い時期でもあります。
ただし、妊娠の経過や体調には個人差がありますので、絶対に大丈夫な時期というのはないのが現実です。
- 体調や胎児の状態が不安定な妊娠初期(4ヶ月目まで)
- いつ産気付くかわからない臨月
これらの時期は、なるべく参列を控えた方が良いでしょう。
医師に相談しましょう
妊娠の経過や自身の体調が良好で、結婚式に参列する場合でも必ずかかりつけの産院で医師に相談してください。
また、いつ何が起こるかわからないのが妊娠期間です。家族にいつでも連絡がとれるようにしておきましょう。
「どうしても結婚式に参列したい!」なんて場合もあるかもしれませんが、いちばん大切なのはあなたとお腹の赤ちゃんです。医師の判断や家族の意見を聞いた上で、参列を検討しましょう!
妊娠中に結婚式に参列するときの事前準備

結婚式に参列する場合、事前にやっておいた方が良いことを紹介します。
結婚式会場の確認
まずは、結婚式の会場を確認しましょう。
- 場所
- 会場までのアクセス
- 宿泊の有無
妊娠中はいくら体調が安定していても、無理は禁物です。
特に飛行機や電車など、公共交通機関を使った長距離の移動が必要な場合は、いつも以上に体調の変化に気を遣ってくださいね。
少しでも体調の異常を感じた場合、無理をせずにすぐに助けを求めましょう。
- 飛行機なら客室乗務員に声をかけること
- 電車ならすぐに下車すること
新郎新婦に連絡する
結婚式に参列する場合、新郎新婦に「妊娠中であること」をしっかり伝えておきましょう。また、招待状の返信が終わったら次のことも伝えておくと良いですよ。
- 妊娠の経過、体調によっては直前の欠席もあり得ること
- 式場への連絡
- 料理やドリンクの相談(生ものやアルコール飲料は避けること)
【妊娠中に結婚式に参列】当日の注意点

体調や妊娠の経過に問題がなく、無事に参列できる場合の注意点をまとめました。
結婚式当日の服装
結婚式への参列が決まったら、まずはどんな服装にするか考えましょう。妊娠中はお腹回りの締め付けを避け、転びにくい服装にすることが大切です!
- ゆったりしたワンピース
- ローヒールのパンプス
私は出産後も使えそうな、授乳口付きのワンピースを選びました。こちらのワンピースは値段もお手頃だったのと、お腹まわりの締め付けもなく快適でした!
結婚式当日の持ち物
しつこいようですが、妊娠中はいつ何が起こるかわかりません。以下のものは必ず持ち歩くようにしましょう。
- 母子手帳
- 健康保険証
つわりの症状が心配な方は、ちょっとしたときに食べられるグミや飴を用意しておくと安心です。
食事やドリンク
事前に新郎新婦に連絡していれば、会場側も配慮してくれる可能性が高いです。万が一、生ものやアルコール類が提供されそうになったら、遠慮なく断るようにしましょう。
- 生魚を使用した料理
- 生卵やチーズを使用した料理
- ローストビーフなどの生肉
また、食後にコーヒーや紅茶が出されることも多いですよね。カフェインは過剰に摂取しなければ、1日1杯程度は飲んでも良いとされています。
絶対にダメというわけではないので、自己判断でいただいてくださいね。
絶対に避けたいのはアルコール類です。つい飲みたくなってしまう気持ちもありますが、お酒は控えましょう。
妊娠中の結婚式を欠席する場合

体調や妊娠の経過、日程次第では、やむを得ず欠席せざるを得ない場合があることでしょう。そんなときのマナーについても調べてみました!
事前に欠席をすると決めた場合
- まずは電話やLINE等で直接欠席の連絡をする
- 後日、お祝いのメッセージを添えて返信ハガキにて連絡
ハガキのみの返信だと、どうしても気持ちが伝わりづらい場合があります。友人や親族にお祝いの気持ちをしっかりと伝えることが重要です。
急遽欠席になってしまう場合
本来参列する予定だったが、当日や直前に体調の変化などで欠席となってしまう場合もあるかもしれません。
- まずは新郎新婦に欠席の連絡を入れる(LINEや電話など)
- 式場にも連絡を入れる
当日の場合は特に、新郎新婦はスマホを確認できる時間がなかなかありません。式場にも連絡し、新郎新婦に伝えてもらうようにしましょう。
当日や直前のキャンセルは、式場によっては食事代等がかかってしまう場合があります。後日、改めてご祝儀を送るようにするのが一般的です。
【体験談】妊娠4ヶ月で結婚式に参列!

私は安定期に入る直前、4ヶ月の頃に友人の結婚式に参列しました。安定期に入るちょっと前ではありましたが、つわりもなく体調や妊娠経過も順調だったので参加を決めました!
実際に事前に準備したこと
招待状が届いてすぐに、以下のことを行いました。
- 新婦へ妊娠中であることを連絡
- 食べられないものの相談
- 会場までの交通機関の確認
私は北海道に住んでおり、会場は関西圏だったため飛行機での移動が必須でした。
当日の対応
事前に新婦に連絡をしていたこと、新婦が式場側にもしっかりと伝えてくれていたことで、当日は以下のように対応してくれました!
- 料理(肉や魚)には火を通してくれていた
- クッション、ひざ掛けの準備をしてくれていた
- 体調不良時に休める部屋を用意してくれていた
- アルコールやカフェイン提供時の配慮をしてくれた
正直、ありがたすぎるおもてなし内容でした。おかげで料理もすべて楽しむことができ、事前にちゃんと伝えておいてよかったなと思いました。
大変だったこと
結婚式自体はとても楽しめたのですが、一方で大変なことも少しありました。体調がよかったとは言え、やはり長距離の移動は疲労が溜まったことです。
結果的に何もなかったので良かったのですが、やはり一人での長距離移動は不安がありました。もし付き添いで家族が一緒に来てくれそうであればお願いしたほうが安心かもしれません。
まとめ
妊娠中に結婚式に参列する場合、一番大切なのは自分自身とお腹の赤ちゃんのこと。体調や主治医、家族としっかり相談したうえで参加を決めましょう。
- 参列しても良い時期の確認
- 主治医に事前に確認
- 新郎新婦への連絡
- 当日の服装や持ち物
- 当日の食事やドリンク
もし参列することになった場合は、紹介したポイントに気を付けて楽しんでくださいね!