妊娠するということは人生においてとっても大きな出来事です。
これからのことを考えると、もちろん楽しみなこともありますがそればかりではないですよね。
ただでさえ気持ちや体調が不安定な妊娠初期の段階では、不安な気持ちになって当然だと思います。
会社への妊娠報告はどうしたらいいの?と思っている妊婦さんに向けて記事をまとめました。
- 会社への妊娠報告の適切なタイミング
- 会社への妊娠報告で気を付けること
会社への妊娠が必要な理由

妊娠をすると多かれ少なかれ仕事に影響が出てくることがあります。今まで出来ていた仕事を簡単にこなせなくなることもあるでしょう。
そして一番は、出産時期が近づいたら休職が必要になりますよね。
そのため、会社に妊娠を報告しなければいけない理由は主に次の3つです。
- 円滑に業務の引き継ぎを行うため
- 妊娠時に身体に負担のかかる業務を避けるため
- 体調不良時に周囲のサポートを得るため
妊娠中は精神的にも不安定になることもあるので、自分にとっても職場にとっても気持ち良く休暇に入れることが望ましいでしょう。
会社に妊娠を報告する順番と時期

会社への妊娠報告が必要なのは分かっているけれど、「いつ、誰に、どんなふうに」伝えれば良いのでしょうか。
余計ないざこざを生まないためにも、ここで流れを確認しておきましょう。
まずは直属の上司に報告
妊娠が分かったら、まずは直属の上司に報告するのが一般的です。
妊娠の報告というと「安定期に入ってから」というイメージですが、妊娠初期は体調の変化も起こりやすい時期です。
急な体調不良で仕事を休まなければいけないこともあるかもしれません。
余計な誤解を生まないためにも、上司には妊娠初期の段階で伝えるのがベターでしょう。
次に同僚に報告
上司への報告が終わってから、同僚に報告しましょう。
妊娠5ヶ月以降の安定期に入ってから伝えるのが望ましいです。
この時期になると流産の可能性が低くなるので、安心して伝えることができるでしょう。
妊婦さんの中には、つわりがひどく何日も会社を休んだり仕事中に休憩をとらなければならない方もいると思います。
そんなときは同じ部署の人、親しい人に早めに伝えておくのも一つの手段です。
報告する際の注意点
妊娠の報告をする際にはいくつか気を付けたい点があるので、こちらも頭に入れておきましょう。
- メールやSNSではなく直接伝える
- 妊娠初期の場合、流産の可能性もある
どうしても直接会えない場合を除き、上司にも同僚にも直接伝えるのが良いでしょう。
また、妊娠初期に伝える場合は「流産の可能性」も残っていることを合わせて伝えておいた方がベターです。
会社への妊娠報告で伝えるべきこと

上司や同僚に妊娠のことを伝える場合、どんなことを伝えたらよいのでしょうか。
報告相手によっては、妊娠に関する知識がない場合も考えられます。
誤解やトラブルを防ぐためにも、必ず伝えたいことを中心に紹介します。
妊娠中の体調のこと
一つ目は、自身の体調について伝えておきましょう。
- つわりが仕事に影響するかどうか
- 眠気やその他の症状
- お腹の張りや痛みがあるかどうか
など
特に妊娠初期は見た目で妊娠と気付かれることはなく、体調不良がいちばん起こりやすい時期です。
自身の体調を把握し、辛いときには無理をしないためにも上司や周囲の人にしっかり伝えておきましょう。

仕事内容について
次に、仕事内容に影響が出るかどうかを相談しましょう。
- 重い荷物を運ぶ仕事は避けたい
- 長時間の移動は避けたい
- 立ちっぱなしになる仕事を避けたい
など
こちらは周囲の協力が必要なことも多いので、必ず上司に相談して仕事内容を調整してもらうようにしましょう。
休暇取得について
最後に、産休や育休を取得するかどうか、その時期についても簡単に相談しておきましょう。
- 産休・育休は取得するかどうか
- 取得する時期について
- 退職する場合はその時期
など
最初の報告のタイミングで詳細まで決まっている必要はありません。まずは産休・育休取得の意向や、追って相談させてほしいことを伝えておきましょう。
- 産休とは
出産予定日の6週間前から産後8週間まで取得できる休暇制度。
- 育休とは
原則、子供が1歳になるまで取得できる休暇制度。保育園が決まらない場合、2歳まで延長することも可能。
会社へ妊娠報告したあとの流れ

上司や同僚への妊娠報告が終わったら、産休時期あるいは退職時期まで仕事をすることになります。
報告後にもやることはあるので、以下を確認しておきましょう。
- いつまで仕事を続けるか上司と相談し、決める
- 人事や労務担当に産休・育休について聞いておく
- 引継ぎの準備・スケジュールを検討する
後任者の問題や引継ぎの準備など、上司に考えてもらわなければならない場合もあるでしょう。
妊娠5ヶ月頃には産休・育休、あるいは退職の時期が決まっているとそのあとも比較的スムーズに準備ができると思います。
まとめ
妊娠した際、会社への報告の手順や気を付けることを紹介しました。
- まずは直属の上司に報告する
- 次に同僚に報告する
- 報告の際は直接伝えるのがマナー
仕事もあなたの人生にとって大事なことかもしれませんが、いちばん大切なのはあなたの身体と赤ちゃんです。
決して無理をすることなく、素敵な妊娠生活を楽しんでくださいね。