さっそくですが、私の息子は「新生児聴覚スクリーニング検査」で左耳がリファー(再検査)になりました。
今回の記事では、その後1歳までにどんな検査を行って、その結果がどうだったのか紹介したいと思います。
同じように検査に引っかかってしまった方のためになればと思います。
- 新生児聴覚スクリーニング検査について
- リファー(再検査)確定後の流れと結果
- そのときの親としての気持ち
新生児聴覚スクリーニングとは
新生児聴覚スクリーニング検査とは、早期に難聴の有無を発見するために、赤ちゃんに行う聴覚検査です。
【参照元】https://www.nihonkohden.co.jp/ippan/audio/baby.html
OAE(耳音響放射)と自動ABR(自動聴性脳幹反応)の2種類の検査方法があり、どちらも赤ちゃんが眠っている間に10分ほどで終わる検査です。
基本的には、出生後に入院期間中に行ってくれることが多いのですが、場合によっては自分で検査に行かなければいけないこともあるようです。
新生児聴覚スクリーニングにてリファー
入院中に行った「新生児聴覚スクリーニング」ですが、息子は片耳がリファー(再検査)になってしまいました。
その時の流れはこんなかんじでした。
生後3日目:「耳の検査します」とのことでナースステーションに預ける
↓
「左だけうまく出来なかったので、後日もう1回やります。」と言われる。
↓
生後5日目:左耳再検査するも、また反応なし。
↓
「左耳が聞こえていない可能性がある。2週間後にまた来てください。」と言われる。
最初は本当にうまくできなかっただけだと思っていたのですが、2回もだめとなると段々心配になってきました。
退院後の検査
2週間後にまた産院で検査をしてもらうため、どきどきしながら向かいました。
お願いだから、聞こえてますように…反応ありますように…
検査自体は20分ほどで終わりましたが、結果はやはりリファー。1か月検診のときに大きな病院を紹介してもらいましょうとのことでした。
母がついてきてくれていたのですが、帰りの車では気丈に振る舞いつつも家に帰ってから泣いてしまいました。
母の前で泣いたのはおそらく10年以上振りでした。
大学病院で精密検査
生後3か月の頃になり、ようやく精密検査を受けに行きました。
新生児聴覚スクリーニングよりも、広域の音に対して反応を見ることができる検査です。
眠らせて検査する必要があるのですが、3か月だと睡眠薬が使えないので授乳で寝かせて検査・・・
置こうとすると起きちゃうので、結局夫が抱っこしたままの検査になりました。笑
精密検査の結果
左耳は難聴だけど、全く聞こえていないわけではありませんでした!息子の場合は、低い音、大きい音への反応はありました。
少しでも聞こえている場合は、補聴器の使用も検討できるらしく少し安心しました!
その後の検査
大学病院での検査のあとは、その半年後に聴覚検査を行いました。
片耳難聴であることに変わりはありませんが、「どの程度まで聞こえるか」「右耳が悪くなっていないか」を継続的に検査していくようです。
検査後の気持ちの変化
左耳の聞こえが悪いのはもうどうしようもありません。
最初は落ち込みましたし、泣いてばかりいるときもありました。
でも今は、息子の耳に寄り添い、できることを最大限やってあげたいと思っています。
でも息子が引け目を感じないように生きていけるように、親としてサポートしていくつもりです。
片耳難聴が発覚して気を付けていること
最後に先生から言われていること、私たちで気を付けていることを少しご紹介します!
おたふくに注意
「右耳は何が何でも守りましょう!」とのことで、難聴を引き起こす可能性がある「おたふくかぜ」には注意してくださいと言われています。
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親も抗体検査をしたところ抗体がなかったので、私たちもワクチン接種しました。
音楽に触れさせる
親としては少しでも耳に刺激を…と思い、ピアノに触れさせたりしています。
現在1歳になったばかりですが、音楽は好きなようで、一緒に歌ってあげるととても喜びます!
言語の発達について
難聴と聞くと、言葉の発達面が少し心配になりますよね。
先生に聞いてみると、「片耳は聞こえているのでそれほど影響はないでしょう」とのことでした。
実際に生活をしていても、言葉に反応して振り向いたり、最近では「ばーばーばー」とおしゃべりをするようにもなりました。
また、運動面の発達も特に心配いらないとのことでした!将来的に難しいスポーツは出てくるかもしれませんが、それはまたその時に考えようと思います。
まとめ
新生児聴覚スクリーニング検査でリファーと言われたら、不安になりますよね。なんで自分の子が…と。
特に母親は自分のせいではないかと絶対に思ってしまいます。
私も思いました。
でも、検査をしてみないとわからないこともたくさんあると思います。
その結果を受け入れるまで時間がかかっても良いと思います。
受け入れられたら、少しずつ前向きになれますように。このブログでも随時検査結果を報告していこうと思います。